akabeko先生特集のページまで作成してしまったことがあるくらいakabeko先生の作品が大好きなわたくし。
私のDom/Subユニバース好きは、もしかしたらakabeko先生の蝶と花の関係性が始まりだったんじゃないかと思うくらい影響が大きかったです。(癖にブッ刺さりました)
「出会に感謝」っていう自己啓発系ストーリーでよく聞くワードを私はBL作品に対して本気で思うわ。
今回は、2024年10月7日にめでたく蜜果4巻発売となりましたので、1巻1話から振り返って感想を綴っていこうと思います!
1話ずつネタバレしていきますが、ネタバレ読んでも作品の鮮度はぜんぜん落ちないと思います!だって蜜果の良さはakabeko先生の絵ありきだからね。
でも絶対ネタバレしたくないよ〜って人は注意してください🎵
蜜果のネタバレあり感想レッツゴー!
落果 スピンオフ前編・後編 のネタバレあり感想
前編
ウリ専にて新人講習をする店長がとある過去を振り返るお話。
当時、No.1タチとしてウリ専に勤めていた店長。ある日、罰ゲームとして先輩ホストに連れられた新人ホストが来店しました。イライラしていた店長は、この新人ホストをめちゃくちゃにイジメます。
「二度と女抱けねぇ身体にしてやるよ」
新人ホストは抵抗しながらも快楽に弱く、グズグズにされてしまうのでした。
無感情な顔でドSなことをしてくる店長が怖いよ〜!ノンケの新人ホストくんを相手にやってること、かなり酷いです。
ホストくんは「本当に無理なんでトークで時間を潰すとか…」と提案しますが、店長は「こっちは仕事だから」と冷たく言い放ちます。ホストくんもホストくんで推しに弱くて流されやすくて意思が弱いのがイイですねw
そしてなんやかんやと受け入れてしまうので、心の奥底ではほんのり興味があるんだろうなと思っちゃいます。
しかも最終的にお尻で気持ちよくなれちゃう才能があって、気持ちよくなりすぎでグズグズになっちゃうのがもうかわいくてかわいくて、心が満たされる……!
そして店長の飴とムチィ!!たった1話でNo.1タチ専の攻めフルコースとノンケのメス堕ちを満喫できます
本当に、満足度が高すぎる。
後編
そんな新人ホストとの出会いをふと思い出した店長、お店の子と朝ごはんを食べにご飯屋さんへ行くと、なんとそこでかつての新人ホスト「レオ」と再会してしまいました。
レオは店長のことを探していたようで、「話聞けよ!」と店長の家までついていっちゃいます。
要件は、「あれからお尻が疼いて仕方なく他の男買ったりしたけどやっぱ違うからもうお前に抱かれたい!」ということでした。
ちゃんと抱いて欲しいことを素直に言えるレオがかわいいんですよねー!今もホストを続けているようで、ボーイをやめた店長のことをずっと探していたなんて……!エッチが上手い男を忘れられないのは仕方ないw
店長のSっ気とレオのMっ気が良い具合にぴったりで相性抜群なんだよなー。耳舐めだけで腰砕けになっちゃうレオかわいすぎます。
「へそに入れる」と言うよくわからない癖もなんだかエロく感じる!!(akabeko先生の作品で、腋でシコるという謎の攻め方もあったよね。)
実際されたら「は?」なんだけど、かわいい受けくんがされてるのを見ると「あ〜
体を弄ばれてるかわいい 」ってなる。第三者視点で男同士のセックスを楽しんでる自分をふと冷静に「どうした?」と思ってしまうのは我々の宿命ですね。できるだけ自分を冷静に見つめ直すのはやめておきましょう。前編も後編も、終始エロが詰まっていてakabeko先生の描くえっちシーンが大好きな私としてはこの2話だけでも充分に満足です……。
加えて他の話もかなりツボにくるからもう最高。。。
蜜果 1巻 1〜6話 のネタバレあり感想
1話
落果のメインキャラクター「りんごさんと大倉」がお店のロッカーでやっちゃってて店を閉められない店長が、店長を迎えに来たレオをセックスに誘うお話です。
意地悪な店長に本気泣きしてしまうレオ。
店長は独占欲全開でレオの身体中にキツく跡を残します。
え、ちょっとまって!?いつの間に恋人同士になってたの!?前回はセフレになるってことで終わらなかったっけ。
と混乱しつつも私にとってはありがたい流れなのでスッと受け入れ。
前半はりんごさんと大倉のエッチシーンでした。キャラクターによってエッチの仕方が違うのは当たり前なのですが、私はやっぱりSMが好きなのかDom/Subっぽいのが好きなのか、店長とレオのエッチの方が好きだなーと思いました。
意地悪に攻める店長もいいし、泣いちゃうレオもカワイイし、ホストの客に嫉妬してキスマーク付けまくる店長もかわいいし、感じすぎちゃうレオもかわいいし。
狂おしいほど相手を支配したくてたまらない攻め、イヤイヤ言いながらも独占欲に満たされる受け。
お互い夜の仕事に身を投じているため、誘惑というかそういう状況になることが一般的の人よりも多いです。仕事で相手をすることもあるし、好きだから嫉妬しちゃう、心配になっちゃうのは当たり前ですよね
2話
太客の姫にねだられて同行したハプバーで姫に欲情したところを、店長に見つかりお仕置きセックスをされちゃうレオのお話です。
店長とのおセセが大好きなレオですが、女性の体に反応した自身にまだまだ男としての矜持はあるんだと自覚します。
そんなレオにマジックミラー越しにブチ切れる店長の顔がかっこよすぎます…!攻めの嫉妬大好き!!
ブチ切れ店長に怒られるレオくんが見たぁい
と思ったあなた。ドンウォーリー 店長がしっかりお仕置きしてくれます!店長の怒りには、どことなくノンケのレオに対する自信のなさが漂っていてこれがまた胸がギュンとなるんです!高圧的でオラついてる店長なのに、実は繊細……
レオを繋ぎ止めてるのは自分のセックスのテクだけって思っちゃってるんだろうなって。でも意外と他人にレオの感じてる姿を見せるのは問題ないんだなぁ。どちらかというとお家に強制連行して手首ベットにくくりつけてめちゃくちゃにしてほしかったな。
でも最後はラブラブで2人ともかわいかったです
3話
ボーイのあんずちゃんから「店長はノンケには手を出さない」と言われたレオ。自分が体目当てで店長と一緒にいると思われないよう、店長に「今日からシナイ」と宣言します。
しかし店長はそんなことはつゆ知らず、「体で落とされたのが気に食わないんだろう」と微妙にすれ違います。
自分がノンケであることに罪悪感を感じているかのようなレオの悲しそうな笑顔が苦しい〜〜〜!
レオはセックスしなくても店長と一緒にいたいんだよって伝えたかったんだよね
あんずちゃん、余計なこと言うなぁー!と思いつつも、レオに店長の思っていることや不安を気づかせる良い機会になったと思いました。
実際、本気で愛してると言ったノンケがやっぱり異性がいいとか言ったり、子どもが欲しいからと結婚したりするのはありそうですよね。
逆も然りで、実は同性愛者なのに異性と結婚して子どもまでつくって、やっぱり同性がいいからとか言って勝手なことする人は結構いそう。
店長がノンケのレオに対して常に不安を感じてる(ましてや女を口説く仕事!)かもしれないというのがわかったのは良かったと思います。
4話
店長がレオと一緒にいるのはセフレの延長上で、レオはノンケだから店長は本気になるつもりがないのでは!?と思ったレオ。体だけじゃないことをわからせるためにセックスのお預けは継続中。
それを律儀に守る店長も、レオのことになると上手く立ち回れない自分に焦ります。
「おまえのこと愛してるってどうやったら証明できんの!」と涙ながらに訴えるレオ。
そんなレオに店長は「おまえが飽きるまで一緒にいさせて」と……。
4話は神回です!!上のネタバレではもちろん色々と省略していますが、店長のセリフが本当に泣ける!
店長の切ない想いや優しさが感じられるすごく素敵なお話でした。特にあのセリフ!!「それでも構わないと思って〜〜〜」のやつ!!
このセリフが本当に好きです。店長、尽くす系やったんか……!そこからの怒涛の愛の言葉にも、もうキュンキュンです。
これだから店長推しがやめられないんですよ。レオもかわいいんですけど、ちゃんと店長のこと幸せにしてねって思っちゃうんです。
やっぱりノンケを好きになっちゃう同性愛者は立場が弱いと言いますか、相手がいつ我にかえって本来の異性愛に戻ってしまうのかっていう不安はずっと重しのように心に巣くってしまいますよね。
そうそう、あと同棲に至るまでの経緯がちょっと描かれているのですが、たしかこのあと過去編も描かれてるんでした!(読んでもストーリーをすぐ忘れるタイプ)
5話
2人の気持ちが通じ合って、久しぶりのセックス……
おあずけされていた店長は、レオをイジメます
レオは泣きながら喘ぎながらぐちゃぐちゃに……優勢かと思えた店長ですが、レオの唐突な「たかひろ」呼びに店長は……
店長の本領発揮セックスはいつ読んでも素晴らしい。そんな攻め方ある!?と思っても、レオがそれを(泣きながらも)喜んで受け入れるので、あぁ2人は相性がいいんだなぁと思わされます。
(akabeko先生の描くエッチシーンってけっこうアブノーマルが多いですよね!?)
レオはエッチのとき完全に女の子だなぁ。
体で落とされるって女性特有な気がしますが、みなさんはどう思いますか?体から入って相手のことを好きになっちゃうのはいつも女の子の方な気がする……。
遊び慣れている女の子はそうでもないのかもしれないけど、体と心をうまく切り離せてるのは男の人だけってことが多いのかなって思っていました。
もちろん店長とレオは体から入ったけど一緒に時間を過ごすうちに相手のことを好きになっちゃうくらい相手の中身も見てるんだとは思います。あ〜過去編って何話からだっけ。はやく読みたい。
でもレオは体で落とされてからずっと店長を見つけられずにおあずけ状態だったから、その期間が店長に対する想いにブーストをかけているような気もします。
BLって私にとって完全なるファンタジーで、現実のゲイの皆様の恋愛事情や性生活にはまったく興味がないのでOKなのですが、女性が描くBLに出てくるキャラクターは女性の思想が大いに影響してるよなって感じることが多いです。
レオのキャラクターもそのひとつ。(批判ではないです!批判に聞こえちゃうかな!?)
5話の感想になってない……。というわけで、5話の見どころは店長がレオにしてやられるところです!むふふ。いつもレオをイジメる店長ですが、レオの唐突な名前呼びには店長もそうなっちゃいますよね
6話
店長に愛されちゃってるレオ。そう思うとなんでも受け入れられるような気になっちゃって、店長のこと、店長の過去のことを色々知りたいと思うようになります。
しかしそんなある日、ボーイを引退したはずの店長から石鹸の香りが!?接客したのかと問い詰めるレオの口をキスで塞ぐ店長。
普段は接客しないはずの店長が相手をした「特別な人」。過去を知りたがるレオに店長はとどめの一言を…!
店長34歳、レオ24歳なんだぁ。そりゃレオかわいいわな。
ハプバーで女性に欲情したレオにブチ切れていた店長が今度は客を抱こうとしていたっていうのはレオ的にも許せないですよね!
でも風俗店勤務だから許す許さないの線引きってむずかしそう……。
そして10年長く生きた店長のことを全然知らないことにもショックを受けるレオくん。店長のいう「かわいい」って10歳年下の未熟で幼稚なところなのか!?と。
うーん…。現実だと、うんと年下が好きな人ってやっぱり相手より自分が上に立ちたいとか自分が相手にいろいろ教えてあげたいっていう気持ちの悪い支配欲があるんだろうなって思うけど、店長はそういうタイプじゃないはず。
現に、今回お店で接客しようとした店長の過去に関わる重要人物っぽい客は結構年上の相手だということでした。
このあとも出てくるのかな?店長の過去は私もめちゃくちゃ気になる!!
「蜜果」のネタバレ感想はまだ続く……
ネタバレの内容はほどよく省略して書きましたが感想がいちいち長い!w
これはさすがに最新4巻までひとつにすると長すぎるので分けることにしました。
また一緒に読みながら語らいましょう🎵
2巻のネタバレあり感想はこちらです ▼