オフィスの上司と部下、学生同士、幼馴染、ヤクザもの…BL作品の舞台は多岐にわたります。その中でも私が好きな設定のひとつ「芸術家」たちのボーイズラブ♡
今回は、美大生や画家など芸術に携わる登場人物がメインのBL作品をご紹介いたします!
ちょっとネタバレが入り気味なのでご注意ください。
おすすめ!芸術家たちのボーイズラブ作品 5選
ネイキッドカラー
花屋の理人は、ある日絵画のギャラリーで不破の作品に強烈に惹かれる。
その後、何度も個展に足を運んでいると、不破から「男イケる?」と誘われそのままセフレに――。
身体を重ねる度にだんだんと不破を自分だけのモノにしたいという欲が出てきた理人は、一緒に暮らすよう提案するが……?
“好き” その一言が言えなくて…
コアマガジン
執着年下ワンコ × ミステリアス尻軽アーティスト
ギラつきすぎて売り物にならない花束ばかり作る花屋・理人、そしてそんな理人が惹かれた美しい画家・不破。
エッチシーンが獣のように激しくて不破さんがまぁ欲しがりさんで…。「セックスで創作意欲がわく」というのが芸術家!って感じでとても良きです。
一見何にも執着しないミステリアスな不破さんと、徐々に独占欲に支配されていく理人の静かな駆け引き…というほどでもないのですが、やりとりにはドキドキします。
理人くん、普段はイイ子ちゃんなのにカワイイ顔して攻めたこと言うんですよ…。執着攻めがお好きな方にはもってこいの作品です🎵
カラーコレクション
森丘美術大学のグラフィック学科に在籍する彩輝は、課題に対して思うような結果が出ない日々に焦りを感じていた。
そんな時、彫刻学科の先輩・天野から突然「君、可愛いね」と声をかけられる。
その日から度々彩輝の前に現れる天野に戸惑いながらも、あるきっかけから彼に課題を手伝ってもらうことに。
共に過ごす時間が増えるにつれ、真っ直ぐに彩輝と向き合ってくれる天野を意識するようになり──?
集英社
天才肌の彫刻学科の大学生 × 繊細なグラフィック学科の大学生
美大を舞台にした3組のカップルのお話がオムニバス形式で描かれています。上のカップリングはそのうちの1組。
あとの2組は 凡才型ストイック美大生 × 色気ムンムン夢に敗れたロシア人ヌードモデル、
そして夢を追う脱サラ美大生 × 愛する人を亡くした美大教師 です。
まさに青春!!キラキラ輝く芸大生たちの才能への渇望、繊細な心、夢への情熱、そして欲情…。
1冊でこれほど満足感のある作品はなかなかないのではないでしょうか☺️
また、芹澤知先生の画力の高さはもちろんですが、作品の中に出てくる彫刻や美しいヌードなど、迫力のある絵がとても魅力的でそんなところも見どころです。
夢を追う若者たちのまっすぐさやエネルギーが眩しい…。
「才能に惹かれてその人自身のことも好きになる」という現象は芸術家あるあるなのでしょうか。どうしようもなく憧れて、どうしようもなく欲してしまう。そんなリアルが描かれているオススメ作品です🎵
おじさんのカラダ目当てですけど?
アパート管理人をする32歳の越仙は銭湯で一回り年下の住人・すばると鉢合わせしてしまう。
アート系の学生だというすばるは越仙の見事な肉体美を見るなり身体に絵を描かせてほしいと言い出した。
断っても断ってもめげないすばるに、とうとう折れた越仙だけど「まずは剃毛だね!」と迫られて──!!
笠倉出版社
かわし上手な大人 × ぐいぐい小悪魔
こちらの作品の私の好きなポイントは無害そうな常識人・越仙さんがオスになるときの豹変っぷりです!
すばるくんのことが気になりつつも、年も離れているし相手はノンケだし…となかなか前に進めないおじさん32歳。
普段はイイ人オーラ満載で、攻めるときも優しそう…と思っていたらそうじゃなかったのです🫣キャ
獣み溢れる欲情した目がとてもセクシー
思わず私もドキッとしてしまいました。やっぱりギャップは魅力やな〜🧐一方、10歳以上も年下のすばるくん、彼は自分の気持ちにまっすぐで越仙さんよりしっかりしているかっこいい男の子です😂
そして、すばるくんが描くアートがこれまた美しい!
すばるくんの見た目から想像していたようなビビッドなものではなく、淡い色使いが繊細なボディペイントで、越仙さんのしっかりした体と相反するようで不思議な魅力があります。表紙にもなっていますが、ぜひ本編ではアートの部分にも注目してみてください🎵
息をとめて、うごかないで
顔が恐いせいで誤解されがちな校内唯一の美術部員・與 創一郎(高1)は、他の人とは違う空気をまとった美しい先輩・小木曾 要(高3)に絵のモデルを務めてもらうことに成功する。
二人だけの放課後の日々もつかの間、幸福な時間に亀裂が入る。
「頼んだらやらせてくれる」先輩がお金の為に体を売っていたことを知った創一郎は――。
リブレ
眼力が強いピュア後輩 × 影のある美人顔の先輩
アーティストが出てくるBLのイイところ、それは相手をモデルに絵を描くところ!
絵のモデルってヌードでもヌードでなくてもなぜか背徳の雰囲気があって私は大好きです。
描く方と描かれる方の二人の空気感は、他の関係性では言い表せないような何か特別なものがありませんか!?
なぜなら相手をこんなに長時間も凝視することってまずないし、また相手から体の細部や隅々まで目を配られることもまずないからです!
ドキドキが半端ない…
「息をとめて、動かないで」でも、モデル役の小木曾先輩が創一郎の視線やペンを持つ手に、まさに自分が直接なぞられているように感じる描写があって、わかるわー(経験ないけど)と思ったりしました。
小木曾先輩には少し歪な過去があり他人に心を開くのがむずかしい内面がありますが、創一郎のまっすぐさが彼の心を溶かしていく様子、そしてその後のピュアなイチャイチャも見どころです。
創一郎のお顔が個性的で最初は驚きますが、読み終わるとあなたも彼のことを好きになっていると思いますよ🎵
まぜて絡めてとかして愛でて
夢の【色】を追い求め、美大卒業後も助手として大学に残った杏介。
.ink works
けれど理想に届かないジレンマに、いつしか染まったのは【色事】の方だった。
ある日、いつものように馴染みのバーで遊び相手を探していた杏介は、店の外で絡まれていた千草を助ける。
明らかに遊び慣れた感じのしない千草に帰るよう忠告する杏介。
なのにそれを拒む千草は、「今夜の相手、俺がするのは…どう?」と、逆に杏介を誘ってきて…?
イケメン美大助手 × 生意気美大生
とにかく絵がキレイで、イケメンとカワイイお顔を拝めるだけでも目の保養になります。幸せ…❣️
舞台は美大。理想の「色」を求めて大学に助手として残った京介と、美大生千草の彩りに満ちたロマンチックBLです!
染色という芸術・技術がテーマなのですが、もちぱむ先生の独特のふんわりとして美しい絵の中で、モノクロなのにカラーを感じることがとても不思議でした。
現在4話まで配信中の続きが気になる作品です🎵
さいごに
いや〜すばらしい…
アート is ラブ、ラブ is アート、そしてアート is エロでしたね☺️
エロ重視で言えば個人的にマッチョ受けが好きなので、「カラーコレクション」の美大生 × マッチョモデルがすごくよかったです…。大きな体でムチムチでエッチでした
攻めだと、「おじさんのカラダ目当てですけど?」の越仙さんかな〜。ウジウジしてるのに、エッチのときのオスの顔が良きです。
ストーリー重視するなら「息を止めて、うごかないで」ですかねフムフム。
語り出すとまだまだ止まりそうにありません!ぜひあなたもアートなBLに癒されてみませんか?
ではまたオススメBLの記事でお会いしましょう🎵