「ネッド、君がここを出て行くまでの間だけでいい、抱いて欲しい」
駆け出しの小説家であるエドワード(愛称・ネッド)の年に一度の楽しみは、ブライトブルーの海の側の避暑地で、マーガレット&アルバート姉弟の家にホームステイすること。
プレイボーイのネッドだったが、夏をともに過ごすたびに、皮肉屋だが姉思いで、目が離せないほど儚く美しいアルへの想いを深めていく。けれど、それを伝えることは出来ず…。
避暑地での3度の逢瀬で深まっていく恋とその終わり、そして新しい始まりを、切なく狂おしく描くシネマティック・ラブストーリー。
あの夏、君に言えなかった言葉を、今やっと伝えられる
Jパブリッシング
ぱるあ先生の1巻(1〜6話 + アフターエピソード + あとがき)完結作品です!
映画か小説かと思わせるほどの世界観に浸れる傑作で、評価も高く大変オススメです。シーモア読み放題対象作品なのでぜひこの機会にお試しください🎵
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ブライトブルーに沈む カップリング
エドワード | アルバート |
陽キャ 小説家 年下攻め | プレイボーイシスコン 美青年 皮肉屋 | 弟属性
ブライトブルーに沈む ジャンル
「ブライトブルーに沈む」をおすすめしたい人
非日常の雰囲気を味わいたい人
センチメンタルに浸りたい人
年下にグイグイ迫られるBLが好きな人
高評価作品は絶対にチェックしておきたい人
ブライトブルーに沈む 詳しいあらすじ
ここからはネタバレがありますのでご注意ください。
厳格で差別的な政治家の父に、赤毛というだけの理由で虐待されていたエドワード(以下、ネッド)は、自分の気持ちをぶつけるかのように書き殴った文章が好評を得て、出版社の編集部からコンペに誘われそのまま駆け出しの小説家となりました。
ある日ネッドは、「ブライトブルーに沈む」と題された写真に心を打たれ、ブライトブルーの海の避暑地でホームステイをすることにします。
そこでは、ホストマザーのマーガレットと弟のアルバート、お手伝いのメアリーやカフェの常連さんなど、いろんな人との出会いがありました。イケメンでプレボーイのネッドは、ステイ先で知り合った女性たちにも人気です。
アルバートに想いを寄せながらも夢のために一歩ずつ頑張るメアリー、メアリーの大学進学への夢を応援するマーガレット、持病があるマーガレットを労るアルバート、彼らの美しい家族愛にネッドはふと「俺はここに逃げてきただけなのかもしれない」と自分を振り返ります。
そんなネッドにアルバートは、彼とマーガレットもここへは逃げてきたのだと言いました。
アルバートとマーガレットは幼い頃、父親からDVを受けていて、母親は我が子を守れないことを苦に、自殺してしまっていたのです。それでも唯一、母が自分たちのために残してくれたこの家という希望があったから生きてこられたのだと言います。
ネッドとアルバートはいつしかお互いを意識しだしますが、そんなときネッドに母から許嫁との顔合わせについての連絡が来ました。
マーガレットの病状の悪化による引越し、ネッドの婚約。3度目の夏を境に、2人の距離は遠く離れてしまうのでした。
それから3年後…
ネッドは動画配信サイトで話題となっていたシンガーがアルバートであることに気づきます。歌っていたのはネッドが住む市内のとあるジャズバーでした。
会いに行ったところでどうするつもりなんだと自問自答しながらも、仕事の関係でそのジャズバーへ行くこととなり、ネッドとアルバートは再会することに…。
再会し、ネッドは離婚したこととアルバートへの気持ちを打ち明け、2人はめでたく結ばれるのでした。
ブライトブルーに沈む 感想
レモネードを!私にも!くれぇ〜!!
夏場に読んでたらやばかった。レモネードを炭酸水で割って飲みたくなること間違いなかった。そんな作品でした(どんなよ)
いやぁ…すごく良かったです。シネマティックとあるように、本当に映画のような作品でした。
正直にいうと、ところどころで海外映画の日本語吹き替え版のような歯が浮くようなセリフもあって、個人的にはあまり好きな作風ではありませんでした。
でもそれでも印象に残るシーンは何度読んでも素敵だし、ストーリーの流れや感情移入しやすいキャラクターたちなど、高く評価するところがたくさんありました。ただのひと夏の恋ではない、毎年積み重なる思い出と想いで深みが増すラブストーリー、読んで良かったと思える作品です。
印象に残ったシーン
ネッドがアルバートを初めて意識した瞬間
夜道女の子を送って帰ってきたネッドが、アルバートの部屋から漏れる明かりに誘われ彼の部屋を訪れたとき、窓の外を眺めながらお母さんから教わったきらきら星を口ずさむアルバートを見た瞬間でした。
アルバートは元からゲイなのかな?でもネッドはプレイボーイということなのでノンケだったんだろうと思います。
そのネッドがアルバートに対して初めて感情が動くシーンです。このシーンは私まで心臓がドキドキして恋を自覚したときの興奮と戸惑いがリアルに感じられました。
ネッドとアルバートがとある小説について語り合うシーン
アルバートの部屋にあったブライトブルーの鮮やかな表紙に包まれた本。
デビューしたての新人作家の本、という体ですがネッドの作品です。アルバートはそれを察しつつも、ネッドははっきりと明かしません。
主人公が自分の想いを心に秘めたまま最後まで相手に打ち明けないという内容の恋愛小説でした。
「まるで行き場のない気持ちを綴った手紙のようだ。あれは誰を想って書いたのかな。」
「君ならわかるんじゃないか」
っていう!!!
なにそれー!!ロマンチックがすぎるじゃろがいっっ!
でもその直後に悲劇が起こるのです。それも含めて演出がすごい…。尾を引くわぁ…。
ネッドがアルバートの名前を呼びながら抱くシーン
あらすじにもある、「ネッド、君がここを出て行くまでの間だけでいい、抱いて欲しい」のシーンです。
一筋縄じゃいかない2人の関係。簡単には口にできない気持ち。
君の気持ちは言葉にしないでくれ、というアルバートの要求をのんでネッドはアルバートを抱きます。
気持ちは心に留めておく、だけどせめて名前を呼びたいと「アル、アル」と声にしながらキスをするネッド。
好きだとは言葉にできない、でも想いが溢れてしまう。そんなネッドの心情が狂おしいほど伝わるシーンでした、
アルバートの告白
3年越しにジャズバーで再開した2人がパブで飲み直すシーンです。
告白と言ってもI Love Youではありません!なぜアルバートがジャズバーで歌っていたのかの理由です。
アルバートがネッドの住む市内のジャズバーで歌っていた理由は…
この街にいればいつかネッドに見つけてもらえると思ったからでした。
これ以上の愛の告白ある!?
会いたくて会いたくて仕方がなかった、でも自分から妻のいる人に会いにはいけなかったっていう切ない告白ですよ😭
アルバートをツンデレ枠に入れていいのか素人の私にはわからないのですが、普段素直じゃない皮肉屋のこの気持ちの伝え方はかわいすぎてギュッとしたくなるのも仕方ないですよね!?
全体を通して残念だったところ
実は1点だけ、私が個人的についていけなかったところがあります。
それは時系列。
ネッドは3回の夏をマーガレット・アルバートの家で過ごすのですが、どのシーンがいつの話なのか、何回目の夏の話なのかというのがわかりづらかったです。
でもある意味でそれがより映画っぽさを醸し出していたのかも…とも思えます。
あと私の読解力の問題かもしれない…。
それから、ネッドの結婚が思いのほか軽かったw そんなに簡単に離婚しても良かったのか…と思ってしまいました。想いを秘めている間がけっこう切なかったのでその分呆気に取られた感はあります。
さいごに
「ブライトブルーに沈む」は何回でも読み直したい素晴らしい作品でした。
最後に、エッチシーンについて気になる人へ。「ブライトブルーに沈む」ではエロはメインではありませんが、しっかりめにあります。
お互いに気持ちはあるけど結ばれないとわかっている切ないエッチ、結ばれてからの愛が溢れるエッチ。どちらも心がこもっていてエロいです…。
どんなエッチシーンよりも、やっぱり愛のあるエッチが一番エロいんだなって改めて思いました。
はぁ〜〜〜…ストーリーもキャラクターもエッチも含めて総合評価はです!本当に出会えて良かった作品!
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