子どもの頃、幼なじみで踊り手の春臣に「お前の踊りなんか嫌いだ」と言ってしまったことをずっと後悔していた。昭和十六年、青年となった颯太朗は、あの時のことを謝ろうと春臣を訪ねる。しかし、春臣はそんな颯太朗を頑なに避けるのだった。それにはある理由が…。好きな人と結ばれることが難しかった時代。必死に恋心を隠す、幼なじみの再会物語。
「まことしやかに舞う花は(2話)」のネタバレと感想
1話の最後に、本物の市村さんが現れてしまったことであわやとなりましたが、働き口に嘘をついていたことはあっさりと許されました。
そしてその後も颯太朗のことを「市村さん」だと信じる春臣…。春臣くん、かわいい顔して江戸っ子しゃべりなのかわいい。
「まことしやかに舞う花は」は、コミックシーモア に無料会員登録をすると「毎日無料」のコーナーから3話まで無料で読むことができます。ぜひご登録を♬
共通の友人と
颯太朗と春臣には「槙野」という共通の知人がいました。彼が3人で喫茶店でお茶をしようと誘ってきます。
しかし、春臣は喫茶店に入ることはなく、一瞬だけ窓越しに颯太朗と目が合うだけでした。
子どもの頃にケンカしてから会わずに大人になったのかと思ったら、実は颯太朗16歳、春臣13歳のときまで顔をあわせる機会はあったっぽいです。そして今回窓越しに顔を確認。
いや、メガネだけの変装(市村)じゃバレるでしょ。髪型もそのままだし。スパイファミリーの変装より雑じゃない?? 絵の美しさはトップレベルなんだけど、設定やストーリー展開がちょっと…と言わずにはいられない…。
というか多分、絵が普通にうまいくらいのレベルだったらそんなに気にはならなかったと思うの。だってBLって長編漫画じゃないので設定がザルなことも多いですし。ただ、この作品は絵がうますぎて、もっと作り込んで欲しかったと思っちゃうのかも…。
あの日の簪
次の日からまた「下男の市村」として出勤する颯太朗。春臣から、生徒の踊りが観れる祭りに誘われます。春臣も少し踊ると言います。
祭りの日、舞台で踊る春臣の生徒たち。直前で簪が壊れてしまったと大泣きしていた一人の女生徒が、舞台では代わりの簪をつけていました。なんとそれは、子どもの頃に春臣とケンカする少し前に颯太朗がプレゼントしたものでした。ずっと大切に持っていてくれたのです。
春臣の踊り、今回は男性の姿のままでした。しかしそれもまた色っぽい…❣️線が細い男性でも、やっぱり男性なんだなと思わせられる瞬間ってドキっとします。
颯太朗もドキ❣️としますが、簪をまだ持っていてくれたことに対して気持ちが高ぶっている状態です。恋愛感情はまだなのかな?
告白
祭りの帰り道、二人でいろんなことを話します。
春臣が頼れる先生であること、祭りが楽しかったこと、そして子どもの頃から春臣の踊りが好きだったこと。
騙してすまなかった、と謝りました。
話の途中からなんとなく市村の正体に気づき始めたような素振りでした。あらすじを読む限り、春臣は颯太朗のことを恋愛対象として好きで、それゆえに避けていた節がありますよね。避け方がけっこうガチの無視とかだったりして、赤面とか言葉に詰まるというような表現も全然ないから、颯太朗からしたらあの日の一言でめちゃめちゃ嫌われてしまったと勘違いしている状態ですよ。私から見ても好き避けしているようには見えない…。
でもそんな相手に対して勇気を出して謝った颯太朗、エライエライ☺️さてここからどうなるのやら…。
「まことしやかに舞う花は(2話)」の全体の感想
先の展開が気になる
春臣の心が気になる
変装のクオリティが気になる
ちょっとメガネの変装に対して「絶対バレるでしょ」という気持ちが強すぎて物語全体を少し穿った角度で見てしまっているなと反省…。
普通におもしろいストーリーだし、ここまで春臣の心が全然読めないのもある意味でいろいろな想像を掻き立てられるよね🤔
あんなにずっと避けていた颯太朗が、実はすごく近くにいた。春臣はこれからどういう行動を取っていくのでしょうか。また避けるのかなぁ。颯太朗は謝ってとりあえずは心のつっかえが取れたはず。颯太朗が春臣のことを好きでもない限り、また会いたいと思わない限り、二人の関係は進展しないですよね。
続きがとても気になります。
では、また「まことしやかに舞う花は 3話」でお会いしましょう〜♬