子どもの頃、幼なじみで踊り手の春臣に「お前の踊りなんか嫌いだ」と言ってしまったことをずっと後悔していた。昭和十六年、青年となった颯太朗は、あの時のことを謝ろうと春臣を訪ねる。しかし、春臣はそんな颯太朗を頑なに避けるのだった。それにはある理由が…。好きな人と結ばれることが難しかった時代。必死に恋心を隠す、幼なじみの再会物語。
「まことしやかに舞う花は(1話)」のネタバレと感想
絵が美しい…カラーイラストの色合いが淡くてすごく好きです☺️儚さを感じます。
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あの日の後悔
シーンは子どもの春臣が女形を踊っている過去の思い出から始まります。うとぅくし〜☺️そんな昔の夢から覚めた坊ちゃん颯太朗は、船で留学先のドイツから日本へと帰ってきました。
茶屋で芸者さんたちとお話しする中で、春臣が今や「若旦那」と呼ばれ、お弟子さんに稽古をつける立場になっていることを知ります。春臣自身が舞台などで踊ることはめっきり少なくなったのだそう。
まだまだ若そうなのに…。昔は若くてもしっかりした人が多くて、上の立場になるのも早かったのかな?昭和時代の30代と今の30代は全然違うもんね。彼らは多分20代だと思うけど。
颯太朗はその昔、小さな(でも子どもにとっては大きな)原因で春臣とケンカをしたときに、「お前の踊りなんか嫌いだ!」と言ってしまいました。今でもそのことを後悔しています。
売り言葉に買い言葉ってやつです。子どもだもん。だけど子どもだからこそ次の日にはケロッと仲直りしてそうなものですが、残念ながら二人はその日を境に、颯太朗が日本を発つまで一度も話すことができないままになってしまいました。
大切な友達だったのに、悲しいね😢
人違いで雇われることになる坊ちゃん
春臣が踊ることもあるというお座敷(お茶屋?)へふらりと立ち寄ると、就職しにきた「市村さん」と間違われてそのまま雇われることになった颯太朗。なにやってんの坊ちゃん…。「変装もしてるし気づかれないだろう」ってメガネだけじゃんよ。
しかしそこで念願の春臣の踊りを陰から観覧することができました。よかったねぇ。春臣くんキレイねぇ。最初のシーンの可愛い男の子が、超美人さんになってる。
ほんとに謎。なんで昔から男の女形、女の男装って魅力的なんだろう…。もぅマヂ意味不。
舞台裏で春臣と邂逅することになりますが、幸いにも気づかれませんでした。
調子に乗った罰
その後も何度か顔をあわせるたびに挨拶をするようにしていた偽市村。春臣にも働き手のうちの一人として認識されるようになりました。
ほんとうに颯太朗ってバレてないの?? 知ってて知らないふりしてるのかなと思ってたんだけど🤔 昔の颯太朗に似てるな〜でもこんなところにいるはずないし…って感じなのかな?
そこへなんと…本物の市村さんが訪ねてきてしまいました😱
遅いよ市村さん!もう3日以上は経ってるよね?? 何をしてたんだ〜!そしてこの続きはどうなるんだ〜!
「まことしやかに舞う花は(1話)」の全体の感想
絵の美しさ
ストーリー
キャラクター
ちょっと辛口評価かも??
絵はもう言わずもがな美しいです!カラー絵の塗りなんてもう最の高!
ストーリーに関しては、これからの展開が気になりつつ期待を込めて少なめにしてみました。キャラクターの魅力は今のところ、春臣の掴みどころがなさすぎて微妙かなと…。
颯太朗に関しても、御曹司で忙しい身のはずなのに何してんだと。まだまだ若いですが、この時代だともう稼業に積極的に参加していく年なのでは?という気がします。義務よりも自分の欲を優先させてフラフラ遊んでいるように思えて微妙な気持ちになってしまうのです…。自分の立場や家のことをないがしろにしすぎではと…。
でもね、聞いて?
BLはファンタジーだから!リアリティとか求めると冷めるの。
昭和時代のね、古き良き時代の美しい男二人の恋愛。
もうそれだけで世界はハッピーなわけ、わかる?細かいこと言ってんじゃないよって話なのよ。
というわけで、「まことしやかに舞う花は 2話」の展開がたのしみ〜♬