オメガとして生まれ諦めながら生きてきた小国の第十三王子・イリヤ。同盟国の王子・ハーリドと政略結婚させられることが決まり後宮入りした日、不思議な少年と出会う。その彼は実は……!?
新書館
絢爛艶美な後宮オメガバース
こちらは「后宮のオメガ 上巻 5話」の感想です。「后宮のオメガまとめ」をご覧になりたい方はこちらをクリックしてください。
「后宮のオメガ(5話)」のネタバレと感想
「后宮のオメガ 4話」の最後は、イリヤの投身自殺で幕を閉じました…😞 悲しい!!!
長子・アミル
イリヤは崖からの投身自殺を試みた後、海からどこかの砂浜に流され気を失っていました。虎のタルジュと一緒に…。
ハーリドがプレゼントしてくれたタルジュ、ハーリドに代わってイリヤを守ってくれているんですね。ネコ好きの私、感動(ネコに爪ぶっ刺されながら)
目を覚ますとそこは室内、なんとハーリドのもう1人の兄・アミルの家でした。アミルのおかげで侍女のスゥヤもきてくれていました。
アミル、イケメンやのぅ…。孤児院を運営しているのだそうです。
アミルに体調はどうかと聞かれ、スンとした顔で無視を決め込むイリヤ好きすぎる😂
助けてもらったイリヤですが、ハーリドを失った今生きている意味も見いだせず、王室を離れ重責を弟に押し付けたアミルに怒りが湧いているのです。孤児院を開きたかったとしても、王になることはできたはずだと。
それな〜( σ´∀`)σ
しかしアミルは言います。ハーリドが特別すぎたのだと。ハーリドは、「王になるために生まれた人間」だと。
たしかに、それくらい圧倒的なオーラをもつ弟が近くにいれば、民と国のことを思うほどに王位を譲ることが正しいと思えてきそうです。
重税に苦しむ民
ザインの元へ仇討ちに向かおうとしたイリヤは、街中に浮浪者が溢れていることに驚きます。ザインが即位してから国民には重い税が課せられ、貧しい人たちはどこにも行けずに街に残ってしまったのです。
悪政が国を滅ぼす…
税を重くしたところで福祉を整備しなければ国は衰退するのみですよね…
国のトップが自己中でお金の使い方もわからないようなおバカだとこうなるんだなー。国民に活力がなくなれば、国の発展も終わりなのに。
イリヤの覚悟
イリヤは自分だけのうのうと生きて、一緒にいると約束をしたハーリドを守ってやれなかったことをとても悔やんでいます。
でもさ…そんなん王の仕事にずっとついて回るわけにもいかないしさ、王を護衛するのはそれはまた別の人の仕事じゃんかさ。だからそんな自分を責めるのはやめてほしいな…。
街中でフードが脱げてしまい、金髪があらわに…。
それに気付いた民たちが「あれがオメガの王后様か!」とわらわら寄ってきます。王のハーリドを追って亡くなったと報されていた民たちは、神々しいイリヤを目にして涙を流し喜びます。
飢えに苦しんでいた民たちの顔に笑みが溢れて…うぅ😢
その光景を目にしたイリヤは驚き、うろたえ、後悔の念に飲み込まれそうになりながらも覚悟を決めました。
ハーリドが守ろうとしていたこの国を、この民たちを救う。
さすがやっぱりイリヤは男前なんですよー☺️ オメガとして差別され傷ついてきた分、弱いものたちの立場が痛いほどわかるのです。そして愛する亡きハーリドのために、ハーリドが守ろうとしていたものを自分が守ろうと…。きっとハーリドを救えなかったことに対する罪滅ぼしの気持ちもあるんだろうなぁ…。
そしてイリヤを目にして王后様だとわかったときの民たちの泣いた笑顔…すごく心に沁みました。つらく、希望が見出せない生活の中、奇跡を目にした瞬間という感じでした。とても喜んでいて、彼らのこの気持ちがこれからのイリヤの力になるのだろうと思います。
「后宮のオメガ(5話)」の全体の感想
胸熱ストーリー展開
イリヤのスンっ顔
アミルのイケメン度
「后宮のオメガ 5話」では、なんとハーリドのもう1人の兄・アミルが登場しました!さわやかイケメンの優男でしたね〜☺️ ハーリド、ザインと全く似ておらず、三者三様の兄弟でした。
そして、お話の冒頭に出てきた過去の子どもイリヤがめっちゃかわいい…❣️ オメガということで差別を受けている悲しいシーンでしたが、子どものイリヤとハーリドの共演は尊い。ハーリドのやさしい微笑み…😢
あと、アミルの話しているシーンのひとコマにある赤ちゃんハーリド👶 かわいすぎた〜〜〜!!むにむにしたい!!
これからイリヤは国を守るために動き出します!どんな展開になるのか楽しみ。
では次回、6話の感想でお会いしましょ〜♬