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【感想】后宮のオメガ ※ネタバレあり【4話】

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あらすじ

オメガとして生まれ諦めながら生きてきた小国の第十三王子・イリヤ。同盟国の王子・ハーリドと政略結婚させられることが決まり後宮入りした日、不思議な少年と出会う。その彼は実は……!? 
絢爛艶美な後宮オメガバース

新書館

こちらは「后宮のオメガ 上巻 4話」の感想です。「后宮のオメガまとめ」をご覧になりたい方はこちらをクリックしてください。

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目次

「后宮のオメガ(4話)」のネタバレと感想

操られるザイン(ハーリドの兄)

ハーリドの訃報とともに後宮へずかずかと入り込んできたハーリドの兄・ザイン王子。クズのような人間ザインですが、そんな彼にも従える部下(兵士?)がいるんですね。権力者や貴族、王族の中ではいつも派閥というものが必ずあるのです。

すべての人に好かれる人間はいないと言うように、太陽のようなハーリドにだって敵はたくさんいるんだなぁとしみじみ…。

それこそザイン王子が即位すれば、協力した人間には高い地位が与えられるとか、大金をもらえるとか…。そうやってただただ力のあるもの(というより力の使い方が自分勝手な人間)が支配者になってしまうことは往々にしてよくあることだよなぁ。(政治家を思い出しながらため息ふぅ😮‍💨)

しかしザイン王子、自分がコントロールしているつもりかもしれませんが、こういう小物はいつだって「使われるコマ」であることを忘れてはいけません。

ザイン王子とともにやってきたのは、ザインが遊学していたナタシュウ国の王子チェンでした。名前と服装からして中華風…🤔

きっと遊学中にハーリドを王の座から引きずり下ろす作戦を一緒に立てていたのでしょうな〜。チェンはそれだけでなく、最終的に国ごと乗っ取るつもりのようです…。

そしてそんな悪童2人にも負けないイリヤの王后としてのオーラと圧がすさまじい…かっこいいじゃんイリヤ☺️

太陽を失ったハヌ国

ハーリドが亡くなったとの報せが国中に伝わってから、ハヌでは太陽を失ったように連日雨が続きました。

もちろんイリヤの心も晴れません…。

あんなに斜に構えていたイリヤがついに本当に大事だと思える人ができた矢先にコレ…悲しすぎる…😞今までオメガとして不遇な扱いを受けていたイリヤが、やっと誰かと一緒にいる幸せをつかもうとしていたのに。

そこへ伽を求めザインが後宮へずかずかとやってきます。この「ずかずか」感がすごいんですよ。ほんとなんというか、毎回ずかずかやってくるんですw しかしイリヤもイリヤ。小物ザインに従うことはなく、イリヤ節(皮肉)で煽ります。

皮肉というか…事実というか…

ザインは、国民に求められたハーリドとは180度異なる王です。イリヤはそんなザインにぐっさぐさと刺さる言葉を投げかけます。見ていて気持ちがいい…☺️

図星のザインはとある事実をイリヤに伝えます。

どんなふうにハーリドが死んでいったか…そして…😠

まぁそんなこったろうとは思ったけど。イリヤは想像もしていなかったようでさすがにショックを受けています…。

嵐のようにストーリーが進むのでずっとドキドキしっぱなしです。

イリヤ投身自殺

真実を知って辛い気持ちなのは理解できるけど…ハーリドがまだ生きていることに望みをかけて待っていて欲しかった…。でもザインからあんな話を聞かされたらさすがにしんどいよな…。

実際のところ、ハーリドがなくなってから自分も命を絶ってすべて終わらせようという考えはずっとあったんだろうなと思います。

イリヤが崖から飛び降りる直前にハーリドとのことを思い出して「ふっ」と笑みがこぼれる瞬間、スゥヤが必死の形相で追いかけてきてイリヤを止めようとする瞬間、そして飛び降りる瞬間とイリヤのモノローグ…

ひとコマひとコマがドラマチックで胸に刺さります。

「后宮のオメガ(4話)」の全体の感想

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展開が気になる     
キャラクターが魅力的  
イリヤがかっこいい   

后宮のオメガ 第4話では、ハーリドの死の真相、そしてイリヤの自殺…怒涛の展開でした😞

こちらの作品の好きなところは、なんといっても強気のオメガ「イリヤ」です。BLによくあるカワイイ系の受けやフェロモン出しすぎですぐ赤面するオメガじゃないところが好き。(そういう作品も好きw)

メンタルが強いというと少し語弊がありますが、気が強いんです。ちゃんと言い返すし長いものに巻かれない芯の強さがある。

でも最後、イリヤは崖から飛び降りてしまいました。彼の自死は逃げではありません。自分の強い意志と強い悲しみです。もちろんストーリー展開的にまだ生きているとは思うけど…。そこまで追い詰められてしまったという事実が見てるだけで胸が痛い…。

では5話、どのような展開が待ち受けているのかまた一緒に読みましょ〜♬

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