同盟国の王子・ハーリドと政略結婚させられたオメガのイリヤ。ハーリドに心を開きかけた矢先彼の死を知らされる。彼の意思を継ぎ内戦から民を救う決意をして8年。イリヤの目の前に現れたのは……!?
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絢爛艶美な後宮オメガバース
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「后宮のオメガ(10話)」のネタバレと感想
前回、チェンの申し出を受け入れて手を組むことにしたハーリドとイリヤ。いよいよ国を取り戻すために動き出します!
后宮のオメガ 第10話、どのような展開が待ち受けているのでしょうか。
(褐色肌ハーリドの半裸がエロい…)
子どもに懐かれるイリヤ
以前、子どもが苦手だと言っていたイリヤ。それでも子どもに好かれてしまうタイプなのか、戦場で助けた子どもたちにわらわらと群がられています。かわいい☺️
イリヤは、この子どもたちが穏やかに暮らせる世の中を作りたいとハーリドに語りました。子どもだけでなく、ハヌの民すべての人間に傷ついて欲しくないと。
オメガとして生まれ、家族にもそして国にも必要とされなかったむなしい人生を生きてきたイリヤは、自分自身に価値などないのだと思っていました。しかしハヌに来て、自分を受け入れ大事にしてくれるハーリドと出会ってからは、Ωである自分を受け入れられるようになったのです。
ハーリドが守りたいものを、イリヤも一緒に守りたいと思っているんですね。健気。かわいい。好き。
ほんとに1話のあのツンツンしたこじらせ卑下男と同一人物だとは思えないくらい、イリヤの内面は成長しました。成長というか、本来のイリヤを取り戻したのかなぁとも感じます。
国、そして家族という環境がイリヤの成長過程で彼に暗い影を落としていただけ。本当はみんなに優しく、穏やかな性格なのでしょう。
いつか国が落ち着いたら、ハーリドとの間に子どもをもうけて子どもにデレデレしてる2人が見たい…。そんな平和な世の中はよ。
ハーリドから皆への告白
ハーリドは、自分を助けてくれた仲間たち、そして一緒に戦ってくれている反乱軍に、意を決して自分の身分を明かしました。しかし、大半の者はハーリドが何者であるか薄々気づいていたようです。
「だってどう見ても庶民には見えなかったし」
ハーリドくん、子どものときから一般人に一目置かれるほどにめちゃくちゃオーラがあったようです。さすがハヌの太陽☺️
話したいことがある、と言われて集まった仲間たちの顔が真剣な眼差しから「なんだそんなことか〜」とニコニコ笑顔に変わり、場がとても柔らかい空気に包まれました。みんなハーリドのことが好きなんだなー☺️ みんなすごく良いお顔☺️
ハーリドが王族であってもなくてもそんなことは関係なく、みんなはハーリドという人間に付いてきたのです。ハーリドの人徳ですね。ほんとに、イイ男だよおめぇさんよ。
しかし1人、集まりの後ろの方でスゥヤは、みんなとは違う想いを巡らせていました。それはイリヤの存在への感謝の気持ち。
…というか偏屈だったイリヤの成長に感動する育てのお母さんって感じもする😂
イリヤの決意
子どもたちのために、民のために、イリヤはとあることを決意します。
なんだろう… 今回10話の最後に、チェンと一緒にザインの元へ訪れているシーンがあるのですが、決意したのはこのことでしょうか。
囮?となってザインの気をひく?これは次の11話の展開が気になります!
「后宮のオメガ(10話)」の全体の感想
ハーリドとイリヤのラブシーン
イリヤの成長
ハーリドの慕われ度
えーんえんえんえん。今回のお話では、ハーリドとイリヤのラブラブシーンが全然なかったあ😢
あと私前からちょっと思ってたんだけど…露久ふみ先生さ、小さいコマにいる人描くとき適当すぎない??w 適当すぎておもしろくなっちゃうんだけど😂 なんだろ…画力の高い作家さんの適当さがおもろすぎる。
それと今回のお話では、ハーリドとイリヤの顔がデフォルメされてるコマが結構たくさんあって面白かったです。
そして、ハーリドの仲間たちの笑顔がとても良かった〜。前回、国王軍は全然描き分けされてなくてこれまた適当でおもしろかったのですが、今回ハーリドの仲間たちは描き分けされていてみんな愛嬌のあるお顔でとても良かったです。
さてさて、では次回も「后宮のオメガ 11話」語り尽くしましょ〜♬