大学生の黒田美樹(ミキ)は、過去に無理やりカラー[首輪]をつけられ、Domを拒絶するようになったSub。
「こんな性もDomも大嫌いなのに…」
そう頭では否定していても本能は支配を求め続け、溢れる熱を官能小説で満たしていた。
ある日、ベビーシッターに訪れた先でDomである森屋と出会ったミキ。
警戒しながらも仕事を終え帰ろうとしたところ、リビングの本棚で例の小説の未発表作品を偶然見つける。
思わず夢中で読みふけっていると、昂ぶった下半身を森屋に気づかれてしまって…!?
【第二性】と呼ばれる主従関係が存在する世界で芽生える、幸せと愛にあふれたDom/SubユニバースBL。圧力での支配じゃなくて、アナタの優しい支配=“愛”が欲しい…。
笠倉出版社
「カラーにくちづけ(7話)」のネタバレと感想
私が Dom/Subユニバース を大好きになったきっかけの作品です。
Dom/Subユニバースの世界設定についてはこちらをご参照ください。
羽賀の衝撃の過去
羽賀くん、実はSubとして教師にレイプされた過去がありました。
ちょっとまって…衝撃すぎて頭が真っ白なんですけど?? ちょっとちょっと待ってくれるかな?? 三日くらい待ってくれる??
私、言ったよね?未成年を相手にする性犯罪者が出てくるBLはNGだって、私、言ったよね?? (知らねーよ)
本当に待ってー😭 つらすぎて進めない…。
しかもこの教師、めちゃくちゃ気持ち悪い…。セリフのひとつひとつが気持ち悪すぎる。OOY先生、勘弁してください…🙇♀️
そんな過去があったからハイネックなんだ…無理すぎる…誰か羽賀くんのメンタルケアお願いします。仁川さんー!!
首輪を外す意味
一方、仁川さんの協力のもと、ミキを救い出しに羽賀の家へ来た森屋先生。(正直なところ、羽賀の過去が衝撃的すぎて森屋さんとミキのこともうどうでもいいから早く羽賀をケアしてくれる人とくっつけてあげてほしい気持ちでいっぱい)
ミキ、森屋さん、そして羽賀の鉢合わせ修羅場!
羽賀を救えるのはミキじゃない。それはわかる。だからこのままミキは森屋さんを選んで大丈夫。だけどほんとに羽賀のケアを…誰か…仁川さん…😢
ふぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜……(心を落ち着ける呼吸)
森屋さんに駆け寄るミキを抱きとめるシーン最高!!ミキが体小さいわけではなくて森屋さんが体大きいんだよね?? 体格差最高☺️(でも筋肉受けも好きだよ(あ、むしろリバも全然OKだからミキが森屋さんのこと攻めてお尻いじるのだって全然あr))
戻ってこいと発狂する羽賀。しかしミキはなんと…首輪を自らの手で外しました👏
ミキにとって羽賀から無理やりつけられた首輪を外さないことは、自分の心がSubとして羽賀に支配されているという意味のようでした。森屋さんのおかげで羽賀の精神的な支配から逃れることができ、やっと物理的な首輪を外せたのですね。外したくても外せないというより、心が支配されていて外すという選択肢がなかったかのように私は捉えました。(でもOOY先生の真意は知りたい!)
本当の意味の「愛して」
そして森屋さんとミキは森屋さんの家へと帰りました。
ミキを甘やかしたいと言う森屋さん…❣️ こういう甘やかし系Domが好きすぎる…。
甘やかすと言っても、信頼されていないと甘えてもらえないし、甘えてもらえるってことは精神的に依存させているようなものだからDomの性にとても合っていると私は思います。逆らわせないという意味の支配を好むDomよりもレベルが高い気がする…。
ミキが本当の意味で森屋さんに伝える「愛して」というワード。心にグッときます。
あ〜〜羽賀の過去の件で心が荒んでいて森屋さんのことをしっかり見ていなかったから今気づいたけどこのシーンの森屋さん色気やば〜い。
「カラーにくちづけ(話)」の全体の感想
羽賀の過去
仁川さんのアシスト
OOY先生の素晴らしさ
「愛して」っていう言葉がね…もう最高なのですよ…。
1話から読んでいる方は理解ができると思います。このシンプルな言葉がどれほどの意味を持っているのか。シンプルなのにここまで意味を持たせるOOY先生、只者じゃないですわ…。タイトル「愛して」でもよかったんじゃない(素人的考え)
そして羽賀の衝撃的な過去…。無理すぎて心がズタズタです。羽賀も泣いちゃってたし…。でも仁川さんがフォローに入ってくれたようなので、きっと羽賀くんも大丈夫でしょう。
でも仁川さんと羽賀くんのスピンオフは必須となりましたのでどうかよろしくお願いいたします🙏
では、ついに最終話となる「カラーにくちづけ 第8話」も一緒に楽しみましょう♬