大学生の黒田美樹(ミキ)は、過去に無理やりカラー[首輪]をつけられ、Domを拒絶するようになったSub。
「こんな性もDomも大嫌いなのに…」
そう頭では否定していても本能は支配を求め続け、溢れる熱を官能小説で満たしていた。
ある日、ベビーシッターに訪れた先でDomである森屋と出会ったミキ。
警戒しながらも仕事を終え帰ろうとしたところ、リビングの本棚で例の小説の未発表作品を偶然見つける。
思わず夢中で読みふけっていると、昂ぶった下半身を森屋に気づかれてしまって…!?
【第二性】と呼ばれる主従関係が存在する世界で芽生える、幸せと愛にあふれたDom/SubユニバースBL。圧力での支配じゃなくて、アナタの優しい支配=“愛”が欲しい…。
笠倉出版社
「カラーにくちづけ(6話)」のネタバレと感想
私が Dom/Subユニバース を大好きになったきっかけの作品です。
Dom/Subユニバースの世界設定についてはこちらをご参照ください。
前回、ミキのパートナーを自称する男「羽賀」により羽賀の自宅に連れて行かれてしまったミキ。羽賀のお仕置きを受けて…。
暴力による支配と愛による支配
腹立つぅ〜〜〜。何が腹立つって”ため息”で威圧するやつほんっっとに嫌いなんですよ。嫌いすぎて威圧のためじゃなくて疲れての「はぁ」にも腹立つくらい嫌いw
許されるのは「はぁ〜〜〜楽しかった☺️」のはぁだけでお願いします😠
ミキのとても悲しく怯えた顔…腕に縛った痕…。なんてことすんだ羽賀のやろうは。「笑えよ」じゃないんだよ。笑顔って無理やりさせるものじゃないんですよ。わかります?バカなのかな?ん?
羽賀はミキに森屋さんの連絡先も消させて、仕事も辞めさせたようです。
ミキはこの男から逃げきれないことをわかっていたのかな。でも森屋さんといれば忘れられるかもって希望を持っていたし、ただトラウマとして植えつけられていた存在ってだけだと思ってたけど…。どのくらいの期間離れていたんだろう。その前にどのくらいの期間一緒にいたんだろう。
ミキは大学生で羽賀は新人の社会人、学生時代の事件が高校生のときのものだとして2人は先輩・後輩の仲?1つ違いだとしても羽賀が高校3年〜新社会人1年目で4年はあるよね。その間一緒にいて最近逃げたのかな。けっこう長いな…
ミキはDomとしての羽賀の支配と森屋さんの支配の根底にあるものの違いをハッキリと自覚し、森屋さんへの想いを募らせます。でも連絡手段なく、ここから出ることもできません。
森屋さん、ミキのSOSに気づく
一方、ミキと連絡がつかなくなった森屋さんは、ミキがなぜ小説の中で使われていたセーフワードを選んだのか、なぜあんなに怯えていたのか、なぜ満たされないと言っていたのかを考えひとつの結論に至ります。
ミキはパートナーの羽賀との関係に苦しんでいる、と。
そして森屋さんはミキの携帯に留守番電話で熱いメッセージを残します。
電話番号を変えるところまでは考えが至らなかったサイコ羽賀。サンキュな🤙
でも森屋さん勇気あるなぁと。ミキは確かにSOSを出していたけどわかりにくかったよね?? パートナーのことを直接相談していたわけじゃないし。たしかに羽賀に対して怯えていたし、羽賀の態度的に羽賀がちょっとヤベーやつってのはわかったとしても…。取引先の人のパートナーだし手を引こうと思うのが普通かな。
じゃなんで森屋さんはメッセージを残すっていう行動に出たのかと。それはね。
ミキくんのことが好きだから。好きだから奪いたいし、苦しんでるなら助けになりたい。
愛です!!ありがとうございます🙏
羽賀の秘密
出版社にて、羽賀くんが残業しております。そこへ来た仁川さんに、潮先生(森屋さん)はDomとしてどうなのかという疑問を投げかけます。
DomはSubを征服させる性なのに、潮先生はそれが理解できていないと。
Dom/Subはこうあるべきだという固定観念を持つ羽賀に対し、ミキのこともそうやって支配しているのかと仁川さんは問いかけます。
ニッコリした糸目で口角が上がった優しそうな雰囲気の仁川さんですが、こういう人が怒らせると一番こわいタイプです。
ここでとある事実が発覚。なんと羽賀はDomではありませんでした。Domではないというより、正確には〇〇。
なるほど…そうきたか…😳 そしておそらく仁川さんはランクの強いDomですね。めちゃめちゃかっこいいです…。
え…っと…?? 仁川さんもしかして羽賀狙い!?そういえばまだ未熟だけどかわいいとか言ってたよね(言ってたよね??)勘違い系Domを征服させたい系Dom?? ドSじゃん🙏
とはいえ仁川さんの真意はわかりませんが、なんとなくそんな雰囲気を感じ取りました。
「カラーにくちづけ(6話)」の全体の感想
仁川さんの魅力
メガネのミキ
ストーリー急展開
これまでも回想でチラチラと出ていた高校生のメガネミキ。メガネのパリミキ。(中学生かもしれないけど)
めちゃくちゃかわい。斜めがけバックでちょっとダサい感じなのとフニャっと柔らかく笑うのび太くんメガネのミキかわい。
そしてなんといっても「カラーにくちづけ 第6話」の見所は仁川さん!私の大好きな森屋さんを押さえて素晴らしい魅力を発揮しています!!優しい口調のドS様!!
なんなの〜もぅ!OOY先生の描くDom様が私のツボすぎます。
あとしーちゃんも久しぶりに登場しました!相変わらずかわいいし、パパをうまいこと動かすし、素晴らしいわしーちゃん✨
では、気になる展開になってきた「カラーにくちづけ 7話」、次回も一緒に楽しみましょう♬