大学生の黒田美樹(ミキ)は、過去に無理やりカラー[首輪]をつけられ、Domを拒絶するようになったSub。
「こんな性もDomも大嫌いなのに…」
そう頭では否定していても本能は支配を求め続け、溢れる熱を官能小説で満たしていた。
ある日、ベビーシッターに訪れた先でDomである森屋と出会ったミキ。
警戒しながらも仕事を終え帰ろうとしたところ、リビングの本棚で例の小説の未発表作品を偶然見つける。
思わず夢中で読みふけっていると、昂ぶった下半身を森屋に気づかれてしまって…!?
【第二性】と呼ばれる主従関係が存在する世界で芽生える、幸せと愛にあふれたDom/SubユニバースBL。圧力での支配じゃなくて、アナタの優しい支配=“愛”が欲しい…。
笠倉出版社
「カラーにくちづけ(2話)」のネタバレと感想
私が Dom/Subユニバース を大好きになったきっかけの作品です。
Dom/Subユニバースの世界設定についてはこちらをご参照ください。
森屋さんを想像してひとコキ
過去の悪夢に飛び起き、やっぱりDomはみんなただ支配的で信用なんかできない、小説の中の理想のDomなんていないんだ自分に言い聞かせるミキ。
そしていつものように小説を読みながらひとりでシていると、どうしても小説の中のDomのセリフが森屋さんの声で再生されます。
うっかり森屋さんをおかずにイってしまいました…。
そりゃあんなにやさしく手ほどきされたあとじゃね…。耳も体も森屋さんの熱を覚えているわけですよ。
すると森屋さんから連絡が!またベビーシッターの依頼のようです。
前回少しプレイをして(してもらって?)、とても心地よくなったのを覚えているわけです。いくらDom嫌いでもやっぱりちょっと期待しちゃいますよね😏
森屋さんの謝罪
前回と打って変わって、髭を剃った森屋さんはすっきりやわやかイケメン様になっています。ちょっとさぁ…そのルックスと身体で存在してくれてありがとうやで?
森屋さんは、ミキがカラーをつけていることでミキにはパートナーがいると思っていて、前回のことを謝罪しました。
ミキのカラーは、昔学校で同級生のDomに無理やりつけられたものですが、パートナーはいません。そのDomも過去の回想でちらっと見えるだけでまだ出てきていません。
パートナーがいないとして、なぜミキはまだカラーをつけているのでしょうか…。Dom避け?
ミキは、森屋さんの思いやりに心がじんとして他のDomとは全然違う人だと感じます。
でもね、普通はね、DomだろうがSubだろうがいきなり手を出してくる人は信用しちゃダメですよ(でもね、普通はね、はじめて会う人の家でオナニーしちゃダメですよ)
そしてあの小説の話に…
ミキにとって潮先生の小説が一番相性が良い官能小説だというと、森屋先生は「これ、僕が書いてるんだ!」と言います。とてもうれしそうな森屋さんがかわいい。
だから小説のセリフが森屋さんの声で再生されてしまうのは仕方なかったのです☺️不可抗力☺️
てことはもう、実際にDomとSubとしても相性が良いってことだよー❣️
あと、このシーンで森屋さんが自分の本を振り返りざま見るコマがあるのですが、この振り返りの顔がめちゃイイ…すごく細かくて多分誰にも理解してもらえないかもしれないけど視線が良いんです。ミキには思いやり溢れる優しい森屋さんが「物」に目配せしたときのちょっと感情がこもっていない感じの目が!イイ!(細かすぎるし作者様にそんな意図はないはず)
パートナーがいると思いつつ触れ合おうとする森屋さん
森屋さん、実は最近発現したDomでした。
だからか〜。「これがDomの本能なのか…」って言ってたもんね。娘がいるくらいの年齢でこれまで恋愛経験だってあるでしょうに、今更感が強すぎるセリフで違和感があったのです。なるほどー。森屋さんもなかなかの苦労人なのですね…。
森屋さんは娘・しーちゃんのお世話でお風呂に入ったミキの頭を乾かさせてほしいとミキに迫ります。
あ〜〜〜こんな切ないお顔でお願いされたらグッとくるよね〜〜〜☺️
森屋さんがミキに「気持ちいい?」と聞くとミキは「それはそう言えってこと?」と返します。一瞬言葉をのむ森屋さん…。きっとこの瞬間に、ミキがこれまでDomとどういう関わり方をしてきたのか悟ったことでしょう。
「ちがうよ、少しでもミキくんが落ち着けるように…」とこれまた優しい森屋さん。ミキもふわふわといい気持ちになります。プレイじゃなくても満たされるのが一番理想的な相性です。
そしてたまらなくなったミキくん…今度は自分から迫ります…❣️
「カラーにくちづけ(2話)」の全体の感想
森屋さんのやさしさ
しーちゃんのかわいさ
ミキくんのやらしさ
森屋さんの娘っこちゃん「しーちゃん」がかわいい…❣️しーちゃんの面倒を楽しそうに見ているミキもかわいい…☺️しーちゃんの前髪がオン眉の切りっぱなしぱっつんなのがめちゃかわいいのですが、もしかして森屋さんが切ってる!?
森屋さんはミキのことをもっと知りたいという欲があるようですが、ミキへの優しさは下心からくるものじゃなくて純粋に相手への思いやりからきてるんだよなーって感じさせられます。
はぁ〜〜〜ほんとに好き。
あ〜〜「カラーにくちづけ 3話」も楽しみです♬